怠け者になりたくないですね。

数か月前から少しずつ観ていた「巨人の星」、今日、観終りました。・・・感動でしたね。

 

所謂、‘スポ根’(私は、その小馬鹿にしたような言い方が嫌いですが)というのを今の子に見せたらどう思うのだろう。

正直に、私はあの頃に少年期を過ごせてとても幸運だったと思います。

仮にそれが本当は間違いであるかもしれないにせよ、努力と根性があれば何だって出来るということを信じられたから。

今は、それが笑いのネタにされる時代…。

確かに、荒唐無稽な描写もありますが、昔はそれに騙されて感動していた当時の少年たち。

けれど、それだから良かった。

 

努力したって無駄。

根性論など時代遅れ。

・・・怠け者にとっては好都合な時代なのかもしれません。

 

けれど、私はそう思っていません。

努力は報われないこともある。

けれど、そのもの自体に価値がある。

 

頑張っている者、ひたむきな姿が人間らしく格好いい。

誠実な努力家が報われるべき。

要領のいい、計算高い生き方より、損をしても胸を張れるあり方。

 

時代遅れと言われようが、私はバカなままの自分が好きだったりします。

 

余談ですが、今週末、予定されていたサッカーの仕事が無くなったので、今日は走ろうと思っていました。

しかし、朝起きたら溜まった疲れで体が動かない。

雨も降っている。

私は、一度、布団に入り直して「今日は休もうか」と思いました。

馬鹿らしいかもしれませんが、私は葛藤しました。

「自分に負けたくないな。決めてたことを怠けたくないな」

約1時間ほどの仮眠後、私は走りに出ました。

いつもの30km(今年21本目)。

雨の中を走りながら、自分に打ち克ったことに独り善がりの満足。

実際、私のトレーニング方ってメチャクチャなんですよね。

それが分かっているのにやっている。

(実際、お陰で私の膝はガタガタ状態)。

というか、これは身体のトレーニングではなく、精神の鍛錬と思ってことやっていることなので。

 

私は他人に強いることはしません。

けれど、私は無茶して自分を鍛えている自分が好きだったりする。

 

いかにも中高年の老害ですが、今の少年ら、可哀想だと思いますよ。

私らの頃は、優れた‘男の教科書’に恵まれていた気がしますね。