読み語り 高校生だからこそ

少し前、HR(ホームルーム)の時間に、スタッフの祥平君が絵本の読み語りをしてくれました。

今のアス高の在籍生徒は高校年代の若者なのですけれど、「え?高校生に絵本の読み語り?」と思うのは偏見ですヨ。

 

私的なことですが、私は何年も前、プーだった期間があり(30代)、その頃はかなり精神的に参っていたんですけれど、当時の癒しになっていたもののひとつが絵本であったように思います。

「とべバッタ」とか勇気をもらえましたし、葉祥明さんの透き通るようなタッチの絵にも救われました。

 

それこそ高校生を偏見で見る訳ではないですけれど、学校(生徒)によっては、高校でこうしたことをすると、子供じゃあるまいしとか、バカにするような声が上がるかもしれません。

しかし、アス高で祥平君が読み語りしてくれてた時、生徒らはとてもよいカンジで聞いてくれてました。

 

むしろ、生徒には必要なことなんでしょうね。

 

少なくとも、時間がありさえすればスマホとずっと睨めっこ、というより、ずっと(私に言わせれば)‘人間らしい’ひと時であったように思えます。

彼には、また是非やってほしいなぁ。

出来れば、生徒みんなで練習して、(この前もちょっと行きましたけど)保育園で演るのもいいかも。

 

目の敵にする訳ではないのだけれど、何故なのでしょう、スマホやネットゲームに浸かってしまっている人を見ると、一種の危機感を感じます。

どうして本に没頭している人にはそれを感じず、スマホ等では妙な拒絶感を持ってしまうのだろう。

「理屈で説明できないなら、それは単なる偏見でしょ」と言われるかもしれない。

けれど、私は理屈で上手く言えなくても、心で感じる直感って大事にしたいと思っています。

 

それこそ、理屈はどうでもいいや。

また、こんなことやってほしいな。