明日は七夕。
七夕飾りということで、アス高でも笹に短冊ぶら下げています。
私は、「・・・でありますように」という言い方が結構好きなんですよね。
その人の願いというか、想いというか…。それが真っ直ぐで純粋なものであるほど…。
昨日、生徒らにちょっと話したのが、故・川村かおりさんのこと。
昨日、生徒らに紹介したんですが、『39番目の夢』って曲、好きなんですよ(リンク張ってますのでどうぞお聴きください)。
好きというか、すごい歌だなと思う。
「・・・でありますように」で綴られる真っ直ぐな気持ち。
彼女が10代の頃に書いた詞(プロデューサーの高橋研氏との共作らしいですが)ということで、同じ年代の頃に鋭い感性で激しい言葉を吐き出していた尾崎豊と、どこかしら重なる部分も感じるというか…。
ロシア人とのハーフということで、子供の頃、同級生や教師から酷いイジメを受けたということも言われ、また一時期には逆にイジメる側になったこともあるらしいのですが(それを後年になって自責していることに意味があるのだろうけれど)、持って生まれた感性が、そうした心の動乱の中で更に揉みくちゃにされたのかもしれません。
普段、アス高では皆が明るく楽しく過ごしてくれている(ように見える)のですが、本当は誰だって、心の中に抱えているものがあるはず。
明るい笑顔、大いに結構。
けれど、自分を静かに見つめたり、何かに心を痛めたり、そういう時間を持ったり、それを互いに共有できればなって思います。
それを、暗いとかツマラナイとか言うんじゃなくって。
ここにいる皆が、互いに純粋な気持ちを分かりあえる学校であったらいいなと思う。
話が少しそれてしまいますけど、この前からバングラデシュのテロ事件が頻繁に報道されています。
私はいつも心を痛めているのですが、私は前によくイスラム圏の国に行っていたのですけれど(バングラデシュもですし、シリアやパキスタンなども)、どこでも本当に人々が私によくしてくれました。
現地で親しくなった一般の人たちが皆言うのです。
「私たちは皆、日本という国が大好きなんですよ。でも、イスラム関連のテロリストが活動することで、私たちの国は悪く思われているんですよね。どうか日本に帰ったら伝えてください。一部のテロリストの為に、私たち皆を誤解しないでくださいと。私たちは日本の皆さんと友達になりたいのです」
平和を願う気持ち、優しい、平和な世界でありますように…。
川村かおりも同じ気持ちだったんじゃないかな。
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